借金の金利を理解した上で利息を減らす方法としては、主に2つあります。
- 金利を下げる
- 借入残高を減らす
「借入残高 × 金利% ÷ 365日 × 1ヶ月 = 1ヶ月分の金利」
金利の計算式をみて頂いたら分かるように、利息を減らすには「借入残高」もしくは「金利」を下げるしか方法がないのです。
金利を下げる
今よりも金利を下げる手段としては、今借りているところよりも更に低い金利で貸し出してくれるところに借り換える必要性があります。
例)借金の借り換えの仕組み
- A銀行:金利15%
- B銀行:金利10%
- A銀行から100万円の借金をしている場合、金利を下げるにはB銀行から追加で100万円を借りてA銀行に支払う。
- すると、元々あった100万円の借金に対する金利は10%に下がる。
簡単にいうと金利の高いところから、低いところに借金を移すということです。
借入残高を減らす
借入残高を減らすには、毎月の利息分だけを支払っていては借入残高自体が減っていかないので、ボーナス時期などにまとめて繰り上げ返済するのが良い方法です。
毎月の返済はコツコツ行いつつ、ボーナス時期に一気に返して借入残高を大きく減らすのが、最終的に利息にかかる金額を減らすことに繋がります。
借入している期間が長引くとそれだけ最終的に支払う利息金額も大きくなってしまいますので、お金に余裕がある時はまとめて返済しておきましょう。
借金の利息がキツく返済が難しい場合は債務整理
借金の利息の支払いがどうしても難しい、と感じている人は「債務整理」を実施するのも有効な手段です。
債務整理とは、現状の借金の負担を減免してもらえる処置になります。
債務整理というと自己破産をイメージする人が多いと思いますが、実際には毎月一定の金額を返済できる能力がある場合は、
- 任意整理
- 個人再生
で借金問題を解決することも可能です。
また、クレジットカードや消費者金融で借金をされている人は、「過払い金」が発生しているケースも高いです。過払い金とは消費者金融やクレジットカード会社に対して、支払い過ぎた利息のことを意味します。
過払い金は返還請求を行うことによって、借金を完済したり、減額したりすることができます。仮に任意整理した場合は、借金にかかる利息を全額免除することができます。
任意整理ではあれば誰にも知られずに借金問題を解決することができますし、費用も安く抑えられます。