完済後に過払い金請求を行うリスクとデメリット

完済後に過払い金請求を行うリスクとデメリット

借金完済後の過払い金請求は返済中の借金の過払い金請求とは違い、信用情報に傷がつくリスクがないのが大きな特徴です。

ただし、借金を完済してしまったことに安心感を覚えて、過払い金の存在を知らずに放置してしまい、気づいた時には過払い金の時効を迎えていたといったことも少なくありません。

時効を迎えてしまうと借金完済後であっても、過払い金の請求はできません。

そういった借金の過払い金に関する知識を知っているか知らないかは、本当に明暗を分けるといっても過言ではないでしょう。

完済後の過払い金請求のリスクとデメリットには次の4つがあります。

  1. 完済後に過払い金請求自体を行わない
  2. 完済後に過払い金請求を行った業者は利用できなくなる
  3. 時効が成立してしまうと過払い金の請求ができなくなる
  4. 貸金業者が倒産してしまっていると過払い金の請求ができなくなる

完済後に過払い金請求自体を行わない

借金を完済しても、過払い金の請求自体を行わない人たちが一定数います。

過払い金があるのに請求を行わなかった場合で、一番多いのが「過払い金があることを知らなかった…。」というケース。

借金の完済後に過払い金があったとしても、請求手続き自体を行わないことには払い過ぎた利息分のお金は、返ってきせんのでご注意ください。

完済後に過払い金請求を行った業者は利用できなくなる

借金完済後に過払い金請求を行った貸金業者のクレジットカードは自動解約され、その後の利用ができなくなってしまいます。その他、新規のクレジットカードも発行する事ができません。

しかしながら、過払い金請求を行った貸金業者以外のクレジットカードは利用できる上に、新規の発行も可能ですので、ご安心ください。

借金完済後に過払い金請求をする際によく言われる事なので、しっかりと把握しておきましょう。また、実際に借金返済後に過払い金請求された人たちの間では、正直あまり気にする人は少ないです。

時効が成立してしまうと過払い金の請求ができなくなる

令和2年4月1日から改正民法が施行される前までは、過払い金請求の時効は完済後から数えて10年が経過すると時効が成立しましたが、現在は条件が少し異なります。

民法166条の改正により過払い金請求の時効には、2つの条件が設けられました。

  • 過払い金請求ができる事実を知っていながら、請求の手続きを5年間行わなかった場合
  • 過払い金請求ができる時から、請求の手続きを行わず10年が経過した場合

今はこの2つの条件をしっかりと把握した上で、借金完済後の過払い金請求を検討しなければいけません。

貸金業者が倒産してしまっていると過払い金の請求ができなくなる

借金完済後にいざ過払い金請求を行おうとしても、借入を行っていた貸金業者が倒産してしまっては過払い金請求自体ができません。

「貸金業者が倒産する事があるのか?」と疑問に感じる人も多いと思います。しかしながら、実際に貸金業者が倒産する事例は多数挙げられており、別段珍しい事ではないのです。

せっかく借金を完済し過払い金請求を行おうとしても、請求する相手がいないのでは成りたりません。そのため、少しでも過払い金が気になる人は早期に弁護士に相談し、対策を練ることをおすすめします。

完済後に過払い金請求を行うメリット

完済後に過払い金請求を行うメリットとしては、払い過ぎた利息分のお金が戻ってくるということです。

完済後であれば返済中とは違い、ブラックリスト状態にもなりませんので、結果的にはメリットの方が大変大きいと言えます。

また、借金完済後に払い過ぎた利息分のお金があったとしても、後日、貸金業者から「過払い金があります」などといった連絡は一切きません。

そのため借金完済後であっても、過払い金があるかも知れないと思われる人は、早期に弁護士に相談し手続きを行うことをおすすめします。

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