過払い金請求後ローンを組む場合の5つの注意点

過払い金請求後ローンを組む場合の5つの注意点

過払い金請求後に新規で住宅や自動車のローンを組む際には、大きく分けて5つの注意点があります。

  1. 信販会社で自動車ローンを組む
  2. 合併している会社から借入がある
  3. 過払い金で返済中の借金が完済できない
  4. クレジットカードのショッピング利用がある
  5. 貸金業者が保証会社となっているカードローンから借入がある

注意点をしっかりと抑えた上で、実際に過払い金請求を行った方が良いのか個人で判断が難しい場合は、弁護士に相談しましょう。

信販会社で自動車ローンを組む

信販会社とは、販売信用を取り扱う会社のことを意味しており、クレジットカードを取り扱っている会社も大変多いです。

最近では個人向けのカードローンを扱っている会社も多く、会社によっては自動車ローンも取り扱っています。

仮に販売会社で自動車ローンを組んでいる場合に、同じ信用会社のクレジットカードのキャッシング枠に対する過払い金請求を行ったとしましょう。

同じ信販会社の自動車ローンを利用しているので、自動車ローンの支払い残金も借金に換算されます。

過払い金請求に成功して自動車ローンも完済できれば良いですが、万が一、できなかった場合には自動車の所有権はなくなり没収されてしまいます。

その後、ブラックリストにも記録されるので、同じ信販会社で自動車ローンを組んでいる場合の過払い金請求は注意が必要です。

合併している会社から借入がある

貸金業者の中には経営状況の悪化を理由に、他の貸金業者と合併している場合もあります。

仮に貸金業者であるA社から50万円、B社から100万円借入しているとしましょう。

A社という貸金業者に対して過払い金請求を行った場合、過払い金で借金50万円を完済することはできます。

しかし、B社と合併している場合はプラス100万円も含めて、総額150万円を過払い金で完済しなければなりません。

貸金業者であるA社とB社が合併していることを知らずに、A社に対して過払い金請求を行うと、過払い金が返済額より少ないため任意整理となってしまいます。

任意整理になってしまうとブラックリストに記録されるので、もちろん新規の住宅ローンや自動車ローンは組めなくなるのです。

そのため過払い金請求する際には、借入元の貸金業者が他の貸金業者と合併していないか、事前に確認する必要性があります。

過払い金請求を行う際には予期せぬことでローンに影響がでたりもするので、必ず弁護士に相談の上、行うようにしましょう。

過払い金で返済中の借金が完済できない

過払い金請求で残っている借金がすべて完済できない場合は、貸金業者との借金減額に関する交渉になってしまうので「任意整理」扱いになります。

任意整理扱いになってしまうとブラックリストに記録されてしまい、その後約5年程度は新規でローンを組んだり、クレジットカードを作成したりすることができません。

過払い金請求前に借金を完済している状態であれば、何も問題ありません。

ブラックリスト状態を避けるためにも、過払い金請求する前に返還された過払い金で完済できるか、確認した上で行うようにしましょう。

クレジットカードのショッピング利用がある

クレジットカードにはキャッシングとショッピングの2つの機能が備わっており、キャッシングを利用した場合には過払い金が発生します。ショッピング枠での利用に関しては、立替金扱いになるため過払い金は発生しません。

また、クレジットカードのキャッシングで発生した過払い金請求を行う際には、ショッピング枠で利用している金額も返済額に含まれるので注意が必要です。

キャッシングで利用した金額が返還された過払い金で完済できても、ショッピング枠の方が完済できなかった場合には債務整理扱いとなるため、ブラックリストに記録されます。

同じクレジットカードでキャッシングとショッピング枠どちらも利用されている人にありがちなことなので、くれぐれも注意しましょう。

貸金業者が保証会社となっているカードローンから借入がある

貸金業者が保証会社となっているカードローンから借入がある場合は、過払い金請求に影響が出る可能性があります。

例えばバンクイックの保証会社はアコムとなっていますが、仮にバンクイックとアコムの両方から借金をしている状態だとしましょう。バンクイックでの返済を遅延・滞納したりしていると、債務者の代わりに保証会社であるアコムが「代位弁済」してくれます。

代位弁済とは返済が何度も滞っている場合に、保証会社が代わりにお金を支払ってくれることを意味します。

しかし、代位弁済を行ったからといって債務者の借金がなくなる訳ではなく、代位弁済された分は保証会社であるアコムに支払わなければいけません。

実際にアコムに対して過払い金請求を行ったとしても、バンクイックの代位弁済分も含まれるので場合によっては、返還された過払い金では完済できない可能性もあります。

返還された過払い金で完済ができないとなると、任意整理扱いとなるためブラックリスト入りも免れません。

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